昨夜のクラスは、HAPPY NUTS DAY代表の中野剛さんだった。
数年前までは知る人ぞ知るだったが、今やメジャーなピーナッツバターブランドと言っていいだろう。参加された方々も各地で何かしらのローカルブランドをやられていたり、これからやり出そうとされている方だったりな、初めから熱めな空気感のクラスだった。結果、めっちゃくっちゃ良い時間でした。
弊社で発行していた雑誌『CANVAS』では、知る人ぞ知るでもかなり初期に、彼らのブランドを取り上げさせてもらってはいたが、ここまでしっかりと彼のブランドや会社、経営に対する想いを聞いたのは初めてだったかもしれない。
数年前、彼が宮崎までわざわざ来られた時は、千葉県九十九里町の保育所跡地を改修して地方創生工場『LOCAL FACTORY』を行政と共に準備しだそうとしている時で、「どうやったら行政の方と上手く連携できるのか?」っていうテーマで話をしたのを記憶している。
そんな彼がクラスで残したフレーズで、とても気になったことがある。というより至極同感だなあ、って思ったフレーズ。
「分かんないから強い」
要するに、彼はピーナッツやピーナッツバターのプロでも職人でも無かったので、他者ブランドとの相対比較なく、絶対的な価値を自分たちで定めていくことで前へ突き進んでいった、それこそが彼らの強みになった、という話。
これは、地方での街興しと全く同じだなあってね。つまり、地元に何十年も住んでるとかローカルだからとかの方々が、その当地の魅力や価値を一番把握して理解しているか、って言ったら必ずしもそうでない。というかむしろ、そうでないことの方が多い。いわゆる『外様(移住者・ビジター)』の方が、外から目線でその地の魅力や価値に気づきやすく、加えて発信の仕方まで知っていることの方が多い、って自分ごとのように聞いてしまいました。
そんな『無知なる強さ』、似たような話を他のクラスでも幾人かの講師の方から聞いている。
思うのは、「真っ当な方々の非常識は、僕ら変人の常識」だったりするよね〜、ってお話でした。その逆も然りね。
あ、剛くん、僕と一緒に変人扱いしちゃってごめんね。また次回もよろしく。
(めっちゃくっちゃ好評かつ強めな反響(問い合わせ)だったので、次回開催決めました)